夢の模型飛行機

こんな模型飛行機があったらいいな。そう思ったたくさんの人たちがこんなに素敵なもの作りました。

2005-07

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水上機の楽しみ方。その2

最初の水上機はとても大切です。

なかなかうまく上がらなかったり、水浸しでメカがお釈迦になってしまったり、運悪く機体を川に流してしまったりすると
「やっぱり水上機は難しいからあきらめよう」
なんて気分になってしまいますよね。

「しかし、そんな事で新しい水上機の仲間を失うのは何としても阻止したい!」
と言っても抜群のアイデアが無いのが悲しい。
そこで次善の策として
「なるべく大きな失敗をしないための機体選び」
について考えてみたいと思います。

1.動力はエンジンでも電動でも技術的な難易度は変わらないとは思いますが、やはり今から始めるなら電動でないと、周りの目は随分厳しいと思います。

2.機体は飛ばし慣れたサイズの中でもなるべく小さいものがいいと思います。

それは滑走中の機体を自分自身になるべく近付けて観察したいからです。
なかなか上がらない飛行機でも、水辺の自分のすぐ近くをプレーニングさせながら通過させると、波の上がり方や何が離水の邪魔になっているのかが良く見えるからです。
大きな飛行機でそんな事するのは恐いですよね。

3.短めの主翼の高翼機にフロートを付けたものがいいです。

高翼機は水面での風の影響を受けやすくて転覆しやすく難しいと言われるのですが、中翼機でも低翼機でも水上機を始めたばかりの頃はよく転覆します。その際、低翼や中翼の場合、胴体内部がたちまち水浸しになってメカが故障します。ところが高翼機だと前のめりに転倒した場合、主翼と2個のフロートの浮力で浮いて、主翼前縁より後ろにはほとんど水が入らないのです。メカには簡単な防水をしておけば、水から上げてそのまま次の飛行が行なえる事も珍しくありません。
転覆時に同じような状況になる複葉機もお勧めです。

4.パワーは大きすぎないのがいいです。

水上機が離水するためには、ものすごくパワーが必要だと思っている人がいますが、それは間違いです。機体が普通の上昇力をもって飛行できるなら、それで離水に充分な出力があります。普通の出力で上がらないのは、その機体が水上機としてちゃんとしたセッティングが出来ていないためで、こんな機体を無理矢理パワーで上げてしまうと飛行機が暴れますし、離着水も難しくなってしまいます。

5.陸上機にセットするなら、フロートは大き目に。

とにかくフロートが大き目だと水上機はとても簡単になります。浮力の余裕は機体を転倒しにくくしてくれますし、底面積が大きい事でプレーニングにも入りやすく、また離水もスムーズになります。フロート容積が全備重量(排水量)の300%位になるものを選ぶと、少し格好悪いですが、失敗の可能性はずいぶん低くなります。

以上をまとめてお勧めの機体を挙げますと、

「テトラの400クラスJ-3カブに純正フロートをセットしたもの」

がいいのではないかと思います。キットを組み立てる際、可能ならフロートの幅を1cmぐらい広くするとオリジナルよりもう少し風に強くなると思います。
テトラのフロートは本当に高性能です。ちょっとくらいラフな調整でも飛行機は素直に離水してくれます。
機体の製作が面倒な人はテトラの400用フロートをユニオンモデルのSSセンチュリオンに取り付けるといい結果が出ると思います。
完成フロートととしてGWSには発泡フロートがあるそうですが、原物を手にした事がないので、その性能のほどはわかりません。
使用経験のある方はぜひ、テストの工合を教えてください。

以上、「なるべく大きな失敗をしないための機体選び」でした。

メカの防水(コメントの中で少し触れていますが)や水上機を楽しむためのテクニックなどは次回に。

おまけ「ウォーラスのレイアウト図」

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部品図と大まかな組立図だけで機体を作ってしまうので、参考となるようなちゃんとした図面がありません。72dpiで打ち出してコピーで400%にすると大体原寸になります。胴体はほとんどフロートのような感じですので、胴側面形をデコパネ板から切り出して50mm幅ぐらいのフロートを2個作ると400gぐらいの飛行機のフロートとして使えます。
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僕がこの川をキレイだと思う理由

大和川のそれも下流の方で水上機を飛ばしているなんて言うと
「えっ、あんな汚い川でそんな事してるの」
と呆れられたり、眉を顰められたりしてしまいます。

つい最近まで大和川と言えば日本一汚い一級河川として全国でも有名な川でした。四万十川とは対極にある悪い川の見本。「よくもまあ」と言われて当然です。

それでも、僕にはいまのこの川がキレイに見えて仕方ないのですが、そこには理由ががあるのです。

僕は子供の時、この川の南の方にある町で暮らしていました。
家の近くには石津川と言う小さな川が流れていました。
川は高い土手から急斜面で河原へと落ち込む大きな溝のような状態で、とても河原になど降りられないと思っていましたが、小学3年生のぐらいの時、河原へと続くケモノ道のような雑草の分け目を見つけたのです。

好奇心に駆られた僕はその道を河原へと降りてゆきました。
滑りやすくて草の根元をつかみながら少しづつ。河原の砂地へと降りる手前に打ち込まれた鉄の帯板があって胸の高さぐらいの段になっていたのですが、何気なく飛び下りて河端の砂地に降り立ちました。

最初はちょっとした冒険気分でした。
河原を少し歩いてゆくと、その川に流れ込むたくさんの排水管がある事に気がつきました。そこから流れ出る汚い水が砂地に細い流れを作っています。
そのうち一つの流れに、目が釘付けになりました。
驚くほどに鮮やかな青い水が流れていました。
きれいな水の青さなどではなく、ブルーの絵の具をたっぷり水に溶いたような凄みのある青さでした。驚いて立ちすくんでいるうち、その流れの周りの石や砂が真っ白である事に気がつきました。
まるで色が無くなってしまったような白さでした。
水に触れている石は青く染まりそうなものなのに、石は真っ白なままでした。
白い石がふと、骨のように思えてきました。

今になって思えば、辺りはさらし工場や染め物工場が林立する土地柄でしたので、それはそれらの工場からの排水に違いなかったのでしょう。

けど子供だった僕は、見てはいけないモノを見てしまった気がして、言い様のない恐ろしさに震えあがりました。

そう言えば大雨の日、牛の死骸が流れてきたと言っていた人が居た。何処からか鶏の腐った死骸がたくさん流れてきて、川が埋まってしまった話をしていた人が居た。そんな話を思い出し、いま自分がとんでもない場所をうろついているのだと、気がつきました。
あまりの恐ろしさに駆け出しました。

自分が降りてきた場所に行くと、さっき簡単に飛び下りた段差が下からは登れない事に気がつきました。

動転して登り口を探しながら河原を歩きます。
そのうち、いつも通る橋の下に辿り着きました。
見上げると一度も見た事のなかった橋の裏側が見えます。
緑に塗られたガーター橋の裏には補強の為の鉄骨がクロスに溶接されていて、大きな×がいっぱい。一度こちらに来たものは帰れない、そんなサインに見えました。
僕は泣きながら河原を走りました。

そこからどうやって家に戻ったのかはよく覚えていません。
たぶん河原に落ちていたがらくたを足場にして登ったのでしょうが、それ以来、川が大嫌いになりました。

それから十年ほどして、付き合いのあった友達は大和川の畔に住んでいました。
その友人とあう度、二人して川の土手を歩いたのですが、あまりいい気分にはなりませんでした。
70年代の中頃でしたから、この川が最も汚染されていた頃に違いありません。
いつも種類の違う嫌なにおいがしていました。
ある時橋の上から流れを見ると、濁った水の中に真っ黒な重油のような水が帯になって川の中程を見え隠れしながら流れてゆくのが見えました。
良くない生き物が産まれかけているのかも知れないと本気で思いました。

それから30年が経って僕はこの川で遊ぶようになりました。

大和川を見直そうと思ったきっかけは淀川に鮎が戻って来たと言うニュースに接した事でした。奥さんと二人休日に出かけては、淀川畔の川歩きをしました。排水規制が厳しく行われ、知れば知るほど、その水が30年前とは比べ物にならないほど、キレイになっているという事を知ったのです。
なら、あの大和川はどうだろう。
大和川での川歩きを始めて間もなく、ここで模型飛行機を飛ばす人達に出会いました。
そして川の実態調査を兼ねての水上飛行機遊びへとのめり込んでいったのです。

実際、大和川はまだ淀川ほどには美しくなっていません。
排水規制が厳しくなって河川は昔よりはるかにキレイになりましたが、大雨の後などは周辺の街の排水路が開けられ、街の汚水が怒濤となって流れ込みます。普段は流す事を禁じられているものも、どさくさにまぎれて流されているようです。

しかしそんな大雨から3、4日が過ぎた時の川の素晴らしさには驚きます。

砂地に広がったヘドロのような泥土もかつてとは違い、活発に活動するようになった河原の微生物が分解して、数日で美しい砂に戻ります。
そして山から流れてきた清水が、濁った水を押し流しながら下流にまで届くと、その澄み切った流れのキレイなこと。

現在の大和川は生き物の姿が濃いです。

水の中にはきたない水の象徴のような鯉がたくさんいます。けど小さなボラも群れで上がってきて忙しく泳ぎ回っています。フナも徐々にですが数を増やしているそうです。アメリカ産のアカミミガメに混じって、石亀や草亀も頑張っています。
澄んだ水の底を1mぐらいの大ナマズが悠然と泳ぐ姿も見ました。
先日は何故か海猫が大挙して押寄せ水辺で遊んでいました。鵜や青鷺はいつもたくさんいます。真っ白な小鷺は、水上機を飛ばすすぐ近くで餌を狙っていたりします。

一昨年の夏、初めて大和川で泳ぐ子供達を見ました。
自転車を土手に置いて、水辺でパンツ一枚になって。

水の本当にきれいな日でした。

生きているうちに、この川にこんな日がやってくるとは思っていませんでした。自分達が子供の頃には思いもよらなかった、おとぎ話のような光景‥‥
川の事で泣いてしまったのは小学3年生の時以来2度めでした。

子供達は大和川で泳いだと言えば家で叱られてしまうかもしれません。
「危ないじゃないの」
それはもっともです。
「あんな汚い川で」
すみません、ちょっと待ってください。
子供だってそれなりに敏感なんです。本当に健康を害するような不潔さや、汚染には好き好んで近付いてゆきません。

信じてください。
その日、大和川は本当にきれいだったんです。

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海猫。7月でしたのでユリカモメじゃありません。北に渡ってゆく途中に立ち寄ったのでしょうか。

秋田さんの波抑え

双発飛行艇には船首近くに波抑えが追加されました。

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取り付け位置、取り付け方法、大きさや形は皆さんそれぞれですが、こういう所にもも個性が強く現れて楽しいです。

水上機の楽しみ方。その1

ラジコン水上機を楽しむために必要なものを並べると

1.飛行場所
2.ラジコン水上飛行機
3.飛行機仲間
4.水上機の飛行技術

の順番じゃないかな、と思っています。

どうして飛行機より飛行場所の方が先に来るのか、不思議に思われるかも知れませんが、それには理由があります。
先ず最初に水上機を手に入れてしまうと、どうしても早く飛ばしたくなりますよね。その場所で飛行出来なくても、水面を走らせるだけでもやってみたくなる。
けどこれが落とし穴になるのです。
水上機は水面上でのエンコや転覆のとても多い飛行機です。電動だからエンストはないだろうとか思いますが、巻き上げた水が機体の僅かな隙間から入り込んでメカを濡らして操作不能。またそれを恐れて防水を厳重にした事によるアンプのオーバーヒートなど、陸上機では考えられないほどトラブルが続出します。

ですから、機体が水面のまん中でトラブルを起したとしても確実に回収できる場所を確保する所からスタートするのが、水上機成功の絶対の早道です。
投げ竿で回収できるからいいやと、運河やため池なんかで水上機を始めては絶対いけません。釣りの経験がある人でも水上機の回収は至難の技です。並の道糸では小さな水上機ですら簡単に切れて完全に回収不能になります。風で流れ着いたとしてもそこが足場の悪い場所だと本当に危険です。

なら安全で回収容易な水上機の飛行場所とはどんな所でしょうか。

理想的なのは多摩の水上機クラブの人達が飛行を楽しんでいらっしゃる、緑地公園のように大きなスペースに設けられたひざ丈ぐらいの浅池です。
周囲は言うまでもなく安全ですので、風で流れ着けば何の苦労もなく回収できる。またズボンをまくって水の中を歩いてゆけばすみやかな回収が可能です。

けどこんな理想的な場所は何処にでもあるわけではありませんし、たとえあったとしてもそこでラジコン水上機が飛ばせる事もまず無い事だと思います。

(けど、もしそんな場所を見つけたら大切にしてください。決してエンジン機や大きな水上機を浮かべたり飛ばしたりせず、なるべく小さくて静かな、子供連れのお母さんが見ても可愛いいと言ってくれるような飛行機を良く調整した上で、水面から外に出さないようにそっと飛ばして反応を見てください。公園に居る人達や管理をしている人の受けが悪く無ければ、そこが新たな模型水上機のメッカになるかも知れませんから)

で、その次にいいのが大きな川の河口から4~10kmぐらいの地点の、流れが緩やかで向こう岸まで歩いて渡れるような河川敷です。

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私達の飛ばしている場所も、理想的とは言えませんがこのような場所です。
なるべく川上で飛ばして、水面でエンコした時は流れを考えながら歩いて取りに行く。これがなんと言っても確実な回収方法です。

あとは良く整備された湖や大河の河口附近と言う事になりますが、こうした所で水上機を楽しむためには、人が乗れる回収用のボートが不可欠となります。エアカヤックなどでもいいのですが、これから水上機を始めようとする人には荷が思いでしょうし、一人で回収を行う際の事故の可能性も考えなければなりません。
むしろこうした場所でダイナミックなラジコン飛行機を楽しみたい人は、現行の水上機クラブなどの仲間に入れてもらうのが得策かも知れません。

と、言うわけで、ラジコン水上機を始めるための第一歩は場所探しからです。

候補地を見つけたらその場所にふさわしいラジコン水上機をキットの中から探すか、自分で設計します。

この先詳しくは、その2に続く。

三好氏の10エンジン水上機

前日の夜にフロートをセットしたという、お孫さん用練習機の水上型です。
機体もフロートも三好さんのオリジナル。
主翼には固定スロットが設けられた超高安定設計です。

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フロートも手抜きのない見事なV底、ウレタン塗装仕上げです。

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本日は調整走行のみでした。

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「ウォーラス」の飛行

久しぶりに初代の超小型飛行艇を飛ばしてみました。

完成当時は8セル300mAの水素バッテリーで約4分間の飛行時間。離水も充電直後の2回が限度だったのですが、今ではリポ2s730mAで15分以上の飛行時間と20回以上のタッチ&ゴーが楽しめるようになりました。

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滑走中は風に正対させるのが原則ですが、本機のように離水速度が早い機体(時速40キロぐらい)の場合、3~4mまでなら追い風での離水も可能になります。

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本機の場合、最初の実験機という事もあって空気抵抗が最小限になるよう設計したため、なかなか減速出来ずに着水ポイントを外してしまいます。水上機は少し空気抵抗が大きくて、沈み込みをパワーで容易にコントロールできる機体が飛ばしやすいです。

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村上さんの超小型飛行艇の小改造

村上さんの超小型飛行艇は主翼の左右を約5センチづつ切り詰めて、全幅が約65センチ程になりました。
これは翼面加重を少し増加させるための措置です。
結果として、基本的な飛行性能に悪影響を与える事無く、強風時のふらつきの防止と水面上でのとり回し、着水をスムーズにすることに成功しました。

陸上で翼面加重の低い飛行機を飛行させた場合、その特性を活かしてのスローフライトやスローアクロバットなどを楽しむ事ができますが、水上機の場合あまりに軽い翼面加重の機体では、水面上で風の影響を受けやすく、転覆や接岸困難などをひき起こしやすくなってしまいます。また離水に関しては翼面加重の軽さは有利に働きますが、着水時には機体が跳ね上がりやすく転覆を招きますし、また美しい接線着水を行う事がとても難しくなります。

短めの翼は水上機を風に強くします。

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きれいな村上機のプレーニング。
船底前方の上がり角、後方の跳ね上げ角、主翼の迎え角、スラストライン等、すべての角度がパーフェクトにバランスしているのがわかります。エレベーターの僅かなアップは離水のための操舵。

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船底はステップまでをV底、それ以降を平底として水離れを良くしています。
船首附近に取り付けられた波押さえはヨーグルトのパックの曲面を利用したもので、とても良く効いています。

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「川西97式大艇」初飛行

三好さんの小さな大作「川西97式大艇」

その早さと確かさで、誰にもまねの出来ない工作力を持つ三好氏が、5ヵ月もの製作期間を要して完成された「川西97式大艇」のデビュー。

複雑なパラソル翼の支柱やスケール感豊かな翼単フロート。スパン1mあまりの小さな機体に込められた精緻な工作は見るものを圧倒します。

180モーター4発、重量は約900gサイズを超えた重量感がたまりません。

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少し大き目にしたそうですが、かなり実機に忠実な尾翼容積です。

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双尾翼のリンケージはシンプルな外装式ですが、コンパクトで目立ちません。

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三好氏の心配は取り付け位置を誤った主翼支柱基部。しかし目を引くのは船底のスケール仕上げの見事さです。

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高速でのタキシング中は支柱基部の水の巻き上げが気になります。

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ハンプに入ると少し波が静まります。

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プレーニングに近付くに従い支柱の影響は少なくなり‥

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綺麗なプレーニングへと移行しました。

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そして見事に離水!

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初飛行成功!

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この後機体への浸水が発覚しこの日のテストは終了しました。
問題の主翼支柱の取り付け位置ですが、それ以外の部分の構成の優秀さで離水の決定的な障害とはなりませんでした。
時として水上機が上がらないのは、水中舵のような僅かな水の抵抗が原因なのではなく、トータルバランスに致命的な問題があるのだという事がよく解りました。

ハミングカブ水上機仕様

ムサシノ模型飛行機研究所の「ハミングカブ」
気軽で高性能な複葉低速機として人気のこの機体を、エンヤ09BBエンジン搭載で水上機にしました。
本機は電動水上機のベースとしても人気で、たくさんの人が水上機化されていますが、これはキット指定のエンジンのままでの水上機仕様です。パワーは少なめであまり上昇力はありませんが、穏やかで心を和ませてくれる飛行特性を持っています。

水上機として飛ばし始めて4年になりますが、もはや絶対に手放せない1機です。

3点フロートはベガに装備したものと同じくアジャスタブルな汎用フロートですが、このフロートは現在のところ本機専用となっていて、他の機体には使用していません。
最大加重は約1kgです。

3点フロートの魅力は滑走中の姿勢変化にあります。
先ずテールフロートを水面に付けてのタキシング。そして全体がぐっと沈み込む感じのハンプ。それがプレーニングに変わる辺りでテールフロートがゆっくりと持ち上がり2点姿勢になります。そして機首を心持ち下げた感じでのプレーニング。
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やがて充分な加速の後、エレベータを静かに引くとフロートが水面を離れ、上昇姿勢に変わると同時に、機速がぐっと遅くなります。
本機は飛行よりプレーニング速度の方がずっと速いです。

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着水も最後まで舵が良く効いて安心です。

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LA15搭載単フロート水上機

三好さん設計製作のこの機体もまた美しい仕上げの単フロート機。
スパンは1.2メートルほどで、水上機としてはかなり小型の部類ですが、私たちの仲間内では最大クラスの大型機となってしまいます。
単フロートは飛行時の抵抗の少なさ、水上での安定域の広さなどから、三好氏が最も好まれるフロート形式で、多くの機体を製作されています。

「難しくないのに単フロートをやる人は少ないね」と三好さんは言いますが、これだけの工作能力と経験のある人ってそんなに居ないと思うんです‥‥

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飛行写真はまた御紹介します。

4発DF飛行艇「マリン飛鳥」動力不調

ラジコン技術2005年7月号で紹介させてもらった「マリン飛鳥」を久しぶりに飛行させる事になりましたが、どうやらDFのモーターが寿命を迎えていたようでした。

パワーが安定せず、プレーニングの機速がポーポーイズ域を抜けるまでに至りません。途中で何度か飛び上がって飛行に入りかけたのですが、ちゃんとした飛行にはなりませんでした。

実はこのトイプレーンのDFユニットのモーターは180なのだと思い込んでいたのですが、永江さんの指摘を受け調べ直してみると130だったのです。
このモーターにリポの3セルはさすがに厳しくて、実際に飛行が出来たのは7回という事になりました。ファンのハブがモーターシャフトに接着されているので、モーターの交換は出来ませんし、さてどうしましょう。

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先ずはターボプロップ風の4発機にして、機体の完全な調整をしながら、新しく取り寄せたDFユニットは取って置きにしようかな、とか思うのですが‥‥

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初飛行の頃の動画を作製しました。

画質が悪いので画面を縮小してご覧下さい。
とにかく四発DFの素晴らしい音だけでもお楽しみください。

離水の様子
http://www37.tok2.com/home/kit2/2006.03/asuka1.mov
上空旋回
http://www37.tok2.com/home/kit2/2006.03/asuka2.mov
もう一回離水
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着水
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初飛行の時の墜落
http://www37.tok2.com/home/kit2/2006.03/asuka5.mov

コピー&ペーストかこのコラムのコメント1を御利用下さい。

テトラ「ベガ」水上機仕様

飛ばしやすくて座りのいいテトラのベガにフロートを付ければいい水上機になるだろうと思っていたのですが、280のユニットにリポ2セルでは少しパワー不足でした。

フロートは様々な機体に取り付けて試せるよう、セッティングに幅を持たせた自作の汎用タイプです。このフロートは本機の他にあと3機のフロートとして使用中です。
重量は全てセットで約100g。最大650gぐらいの機体に使用できる容量にしてあります。

しかし今回、バッテリーを放電能力の高い新型に変えた途端、同じ2セルでも見違えるような飛びの良さになりました。
さすが新しいタイプは違います。

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それでもまだループはできません。曲技はロール系のみ。3セルにしたいのですが、どんなにプロペラを小さくしてもモーターが焼き切れます。

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姉妹機初顔合わせ

村上さんの飛行艇と奥さんのマリンシュプールが初の顔合わせ。
両機機揃っての飛行が実現するかと思われましたが、トラブル発生で残念ながらフォーメーションは次回へと持ち越しになりました。

新しいKSの730mA2Sでマリンシュプールは軽快な飛行。

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ツインにしてから、あて舵が不要になり離水が簡単になりました。

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「今日は日が悪いなぁ」と村上さんの言う通り、離水は見事に決まったのに、飛行中に新たなトラブル発生で氏の機体は不時着してしまいました。

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新作単フロート機

三好さんの新作単フロート電動機、初離水成功。

先週の雨で延びていた新作水上機の初飛行、初離水が成功。
美しい姿勢での滑走、そして籬水でしたが、パワーがやや不足していたために飛行時間が短く終了し、飛行写真がうまく撮れませんでした。

飛行、離着水の模様はまた後日お伝えします。

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スムーズで美しい離水を支える滑走面のセット角度は約7度

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フライング・ハイドロ最終回

やっとこさ、ほんとに飛びました。

最終形態はコーカサス大カブト虫。
重量は270gとなりました。
ユニオン・ニューターボ・モーターにGWS4×4、プロペラアダプターはOK模型の製品です。リポはホーネット900mA7.4Vです。静止推力は180g

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滑走姿勢はいつもいいです。

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あーなんかいい感じ、どう、どうなのよ。

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だー、飛んだー

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ねっ、ねっ

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だから、飛ぶって言ったでしょ。(川のお仲間に言ってます)

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飛ぶもんなー。俺が考えたんじゃないけど。

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「むささびみたいね」奥さんが言いました。

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ほんと。そうやね‥‥

ハイドロフォームもどきを作って解った事。

1.パワーが、かなりないと難しい飛行機。(垂直離陸が出来るくらいの推力は快適な飛行のためには必要かも)操縦性は素直で良好。特に難しい感じはありませんが、水面での加速を充分に行ってやらないと、頭を上げたとたんに左右どちらかに倒れ込みやすい。(これもパワーで解決できると思います)
2.ボートとしての性能はダメでした。オリジナルは離水寸前の速度域で安定したターンとかできるのかな。とにかくこのフロート形式では滑走速度もイメージするほど速くないし、ターンの性能も悪い。総合的な水上性能は自作のあらゆる水上機に劣ってしまった。
3.ほかの人のアイデアに乗っかって何かを作るのはあまり面白くない。飛んだ瞬間すっと醒めて、興味を失ってしまいました。
4.変型機のノウハウがかなり良く解った。またそれとは逆に主翼と言うものの有り難さが身にしみて解った。

二式水戦の初飛行

三好さん設計製作のスパン80cmに満たない、小さなオリジナル水上スケール機。

パワーユニットの不調から初飛行が延び延びになっていましたが、400モーター直結に1000mAリポ3セルというシンプルな組み合わせで見事、初飛行に成功しました。
小型電動のスケール機の成功は当地初の快挙です。

精悍な水上戦闘機のスタイル。

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滑走面までがスケール化されているのは氏の実機へのこだわり。しかし実機をそのままの縮尺しただけでは通常、離水は無理。ここに水上機製作30年の奥義が秘められているのです。

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初離水の瞬間!

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ぐっと主翼が空気を捕らえ、上昇角を増してゆく。

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飛行機の小ささが解ります。

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まるで実機みたい。

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初飛行は大成功でした。

試作双発飛行艇絶好調

秋田さんの試作双発飛行艇は今週も絶好調。
魅惑の超低速飛行で、対岸のギャラリーもうっとりです。

いっそうの安定化を狙って重心位置を少し前に出すと、離水出来なくなりました。軽やかに上がっているように見えても絶妙のバランスが必要なのですね。

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この一年間の秋田さんの飛行技術の向上は誰もが目を見張るほどです。自分に合わせた機体を自設計できる事の素晴らしさは計り知れません。

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パイロットの見た目、動画空撮(キャプチャー)

デジカメを機体側面に装備しての乗客目線での空撮は、ユニオンモデルのJI-Bのノーマル機でいとも簡単に成功したのですが、パイロット目線からの撮影は、カメラが平板のスタイルでしたので、ちょっと難しい感じでした。

そこで94年初飛行の「空中作業機ルクソール」の出番となりました。
これまた何だかかっこいいでしょ。(やはりこのネーミングにもわけあり‥‥)
ユニオン280モーターユニット装備の一応オリジナル双発機なんですが、実は元になった図面があるんです。解る人いるでしょうか。
この飛行機は水上機にもなっていますので、また御紹介いたします。

カメラを保護カバーに入れて機首に装備するとすごいスタイルになってしまいました。
発売されたばかりの2100mAのリポは2セル。こちらのテストも兼ねる事に。
写真はこの日たまたまデジカメを持参されていた村上さんにお願いしました。

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まるで巨大スポイラーです。
最初は飛ぶとは思えずカメラの代りに重りを乗せてテストしましたが、けっこう平気で飛んでしまいました。

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昨年7月頃の空撮。

カメラは15度ぐらい下を向けて装備しました。
飛ぶまではほとんど地面しか写っていません。

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動画で見るとカメラはものすごく揺れて乗り物酔いしそうです。

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かなり高度が取れました。海が見えそうです。

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着陸はかなり恐いです。

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ショックでカメラがうつむいて、完全に地面だけになってしまいました。

水上機からの動画空撮(キャプチャー)

水上機に一度でいいから乗ってみたいと言う夢が25%ぐらい叶いました。
撮影は昨年夏のものです。


空撮機はエンヤ09エンジンのプッシャー機です。
200グラムのデッドウエイトをデジタルカメラに積み換えての撮影です。
まずはタキシングの様子。
奥さんが写ってます。

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そしていよいよ離水。プレーニングの振動がたまりません。
模型飛行機の上昇感は実機よりすごいです。

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河原の自分を撮影してみました。

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ほんとに飛行艇に乗ったみたいな、いい気分になりました。

フライングハイドロ奮戦中

フライングハイドロ、離水、飛行に大成功!!
ループも決まって‥‥

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なんていうのはまっかな嘘!
状況は予想以上の厳しさでなかなか思うようには行きません。

以下、詳細をレポートいたします。

先ず、水澄まし状態を脱するためにラダー付きの垂直尾翼を追加しました。
プロペラ後流の影響を緩和するために取り付け位置を約1cm艇右側にオフセットしています。ラダーの下方はハンプ時に水中に入り水中舵としても機能するようにデザインしてみました。
さらにモーターには4度ぐらいのサイドスラストを付けました。

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スリムに作りすぎたキャビンにメカが収まらなくなりました。そこで船体下側にバッテリーを移動。これが‥‥

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結局この状態でのテストは失敗でした。(この時の写真はありません)
プレーニングして走ったのは最初の15秒間だけ。後は船体下のバッテリーが水面に触れて滑走する事が出来なくなりました。ラダーは予想通りいい感じに効いていましたが、モーターに直結したラバースピンナーが抜け飛んで、それ以上のテストが出来なくなりました。そのうち雨が激しく遂には土砂降りになり、その場での改修、継続テストは断念。

翌日こそはの思いを込めてさらに改造。
ラバースピンナーへの負担を軽くするためと重心調整を兼ねて双発化。
ユニットはまた他の機体からの借り物で、無用なステーなどを一緒にセットしたために全備重量は一気に増えて350gに。出力をアンプ側で少し絞って静止推力は約260gとなりました。
ちょっとかっこいいです。
この状態でテストに臨みました。

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加速の開始

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いい感じのプレーニングです。

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わわっ!いきなり垂直上昇!?

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でもそれは不可能。懸命のコントロールを試みます。

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しかしそれも空しく‥‥

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あーあ。
冒頭の写真はこの途中だったんです。ハイ。

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結局は重心位置がすごく後過ぎたと言う事です。
そこで前方に10グラムの重りを付けてテストしましたが、300gが限界のマイクロプレーン用フロートにはこの重心移動は耐えられず、艇の前方が沈み込み潜水艦になってしまいました。
けど重心の問題は初日のテストがちゃんと出来ていたら解っていた事なのに。
雨って本当に嫌だ!

重心問題は抜本的な方法で行うしかありません。
それを私の手抜き工作に当てはめると、こうなりました。

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甲板の前方を5cmほど切り取る事で、結果的にぐっと重心が前に寄るだろうと言う訳です。ユニットは当初の軽いものに変えて260g以下の重量で次のテストをしたいと思います。
しかしあれですね、前を切ったらオリジナルのフライングフォームになんだか似てきたような。やっぱり飛行機は必然の形なんですねえ‥‥

続く‥‥

三好さんの新作単フロート水上機

美しいスタイル、美しい仕上げの水上機です。

機体もさる事ながら、なんと言ってもうっとりとしてしまうのは、グラマラスな単フロートの流れるようなラインと丸みです。バルサの甲板張りに絹張りウレタン仕上げという手間のかかる作りの良さは、波消しのフレアーにまで及び、飛ばすのが勿体なくなるような仕上がりです。

生憎の天気で飛行は出来ませんでしたが、むしろ初飛行は好天の日のお楽しみに取っておきたいと感じました。

全幅は1mジャスト、重量は800gぐらいということでしたが、詳細はまたお伝えします。

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ホント、いつかはこういう工作が出来るようになりたいです。

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救助艇雨を衝いて活躍す!

強まる雨の影響を受けてか、2機の水上機に同時にトラブル発生!
水上エンコ機救出の為に、満を持して救助艇に出動指令!!


緊急出力で現場へ急行!

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小さきものより救え!

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あらら、乗っかっちゃって、飛行艇沈みそうじゃないですか!?

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えっ、船の調子がおかしいって?さ、三重遭難ですか??

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でも何とか全機無事生還。つきを運ぶのも救助艇のお仕事です。

180クラス超小型飛行艇

三姉妹超小型飛行艇の初飛行

とうとう村上さんが製作されていたマイクロ飛行艇が完成し、シュプール発展型飛行艇はとうとう三姉妹となりました!
ぱちぱちぱち!

ところが出来上がってびっくり。同じ原形機を元に作られた機体とは全然思えません。
モーターは僕と三好さんの直結方式に対して村上機は180モーターのオリジナルギヤダウン。
さらにキャビンも付いてスパンも10センチ近く延長されているなど全くの別物。
けど旅客機っぽさが際立って可愛い感じに仕上がっています。
翼端フロートも取り外し可能なスケールフォルム。

そして注目の初離水は、見事に大成功!
おめでとうございます。

次は三機揃っての飛行にぜひ挑戦しましょうね。

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繊細なパイロンと180オリジナルギヤダウン。スピンナーは何とアルミ製

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リポは1000mA 2セルで充分なパワー、軽やかな飛行ぶり。

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オリジナルミニプレーン

龍田さんのオリジナル小型電動機

朝一番から軽快な飛行振りの龍田氏の愛機は翼長70センチほどの可愛らしい機体。
三好氏から譲り受けたものですが、独自の改良を加え、お色直しも済ませて龍田氏流のスローフライト機となりました。

モーターは最近では使う人の少なくなったマブチ280カーボンブラシ。どちらかと言えば出力の少ないこのモーターにGWS4.5×4のペラを取り付け、1000mAのリポ2セルで、軽量機にぴったりの程よいパワーを引き出す事に成功しています。

のんびりとした癒し系の飛行はまさに龍田氏ワールドです。

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とても可愛い機体です

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フロントのアルミ版でモーターを冷却します。

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最初の超小型電動水上機「ウォーラス」の開発

私がオリジナルの水上機の飛行に始めて成功したのは95年に作ったKIKIという電動飛行艇でした。全備重量1700gダイナテック02Hギアダウンにニッカド1700mA×7セルという重量機。離着水の性能も当時の感覚ではまずまずで、パワーも充分だったのですが、スパン1400ミリの一体主翼は大きすぎて取り扱いが大変でした。(この機体は改良を重ねて今も健在ですのでまた紹介いたします)

その後、模型飛行機の製作はしばらく休んでいたのですが、2000年に再開しました。

この機体の製作のきっかけは、その時に飛ばしていた、COX02エンジン装備のスパン68センチのオリジナルのミニモーターグライダーを送電線に引っ掛けて壊してしまったことでした。
良く飛んでとても楽しい飛行機だったので残念に思い、主翼だけを残しすっかり壊れてしまった胴体を新造しようと思いました。
けどそのまま同じものを作ったのでは何だか面白くない。
そこで胴体を飛行艇の艇体にすることを思い付きました。主翼には既にエンジンパイロンが付いていますので、簡単に出来るだろうと思いました。
エンコンなしの水上機なんて変な感じですが、70年代に一条卓也氏が049のエンコンなしの飛行艇の記事を描かれていた事を思い出し、水面からピーと発進させて、自分の近くに着水させるという飛行も面白いかも知れないと思い製作にかかりました。

休み休みに製作を続け、完成したのが2001年早春。
まだ寒くて水には入れなかったので、手投げで行った初飛行は、重心に若干の問題はあったものの成功しました。
そして4月になってようやく水上でのテストができたのですが、これが大変でした。
一条氏の記事通り、プロペラを裏向きに取り付けて出力を押さえて滑走テストをしましたが未調整の水上機は、回りっぱなしのエンジンで水面をあばれまわるばかり。
好きなはずのテスト飛行なのに全然楽しくありませんでした。
それでも翼単フロートなどを細々と工夫して、なんとかかんとか離水に成功。飛行も快調でした。しかし風に流され着水は川の深いところに行ってしまい、大変な思いをして回収。危うく海に流してしまいそうにまりました。

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結局エンジン機としての水面からの飛行はこの1回限りとなりました。

その年の秋に琵琶湖でのKMA水上機大会に280クラスの双発機にフロートを付けた機体(これも健在ですのでいつか紹介いたします)で参加し、大会参加の楽しさに目覚めて、翌年5月に開催予定の東西電動水上機大会に参加したいと思うようになりました。

そこで本機を電動化しようと計画しました。
しかしこのサイズの電動水上機の例が見当たりませんでしたので、パワーユニットの選定は手探りの状態でした。数週間の試行錯誤の後、ようやく行き着いたのがマブチ180ミニブラックモーターにユニオンフライングバードのプロペラを直結、そこに水素300mA×8セルを組み合わせるというものでした。(これはしばらくの間、この後のマイクロ水上機の標準セットとなりました)

そうして完成したものの、これが飛ぶとは思っていませんでした。
エンジン仕様から電動の仕様への変更で重量は65gも増えて230g。水に浮かべると、どっぷりと沈み込み、翼面加重も40gにもなっていたからです。

水上機のシーズンも終わりに近付く秋の終わり頃。
「これは飛ばないですよ、ただの船です」と仲間に言い訳しながら、下流でのテスト。

水面に出し先ずはタキシングをしてみます。
今度は出力がコントロールできるので楽しい。これなら風変わりなプロペラボートとしてでもやって行けそうです。
そして滑走テスト。
長いハンプの後、おっ、すごいなプレーニングに入った!
そして走って走って‥‥
えっ離水?!
「うそ‥‥」
思ってもいなかった光景に自分の目が信じられませんでした。

まさに瓢箪から駒といった感じで、超小型電動水上機は誕生しました。
その後このサイズの水上機の製作に拍車がかかった感じで、現在へと至ります。

機名の「ウォーラス」は超小型電動機のパイオニアであり天才でもある「羽場氏」が84年にモデルジャーナル誌上で発表された、A-1改造モータで飛行する超小型スケール機「スーパーマリン・ウォーラス」に少しでも近付きたいと名付けたものです。
残念ながら18年も遅れてしまったのですが‥‥

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写真は02年「東西電動水上機大会」のもの。バックは琵琶湖の風景です。

ガーデンチャレンジャー水上機

ユニオンモデルの定番パークプレーン「ガーデンチャレンジャー」を奥さんの練習水上機にしようとして製作したものです。
フロートは発泡から切り出してヒンジテープで防水しただけの簡単なもの。ブレースは1.5ミリのピアノ線を適当に曲げて作ったものを脚の取り付け穴に差し込んで、抜け止めのネジを打っただけです。ピアノ線1本だけなのでフロートはぐらぐらのへろへろですが、離着水は難なく出来ます。
ただ地上に置いた時にあまりに情けない感じとなり不評でしたので、後に1ミリのピアノ線を組み合わせた、ごく一般的なやぐら形式のものに変更しました。
パワーユニットはノーマルのままで、プロペラを同社の15センチのものに変更し、水素300mA×7セルで最初の2分間はタッチ&ゴーがくり返せました。モーターの寿命は50フライトぐらいです。

飛行性能や飛ばしやすさはオリジナルの機体と変わりません。けど琵琶湖など波の高い状態での離水はたまにしか成功しません。

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構造的に転覆時の浸水も無く、2001年秋の初飛行以来、奥さんの練習機として活躍してくれましたが、すっかり黄ばんでしまったため現在は飛行していません。

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水上機はいつも飛ばしているバックヤードフライヤーにフロートを付け加えるだけでもうまく成功出来ることが多いです。
ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

フライングハイドロ風お化粧直し

フライングハイドロ風が飛びそうだったので土曜の夜にお化粧直しをしてみました。ありあわせのカラーシートを切って貼って何とかならないか思ったのですが、どうにも格好悪くて苦し紛れに線を入れたら初代ガンダムメカみたいになってしまいました。

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けどそれはいいとして、問題はパイロンを奥さんに返して変わりに付けたモーターユニットでした。ユニオンニューターボモータ単発に変えて、ペラはGWSの4×4。
パワーは静止で190gありますので十分と思ったのですが、土砂降りの雨の中、水面に出してみると、くるくると水澄ましのように左に円を描く。
トルクか、後流か、とにかくだめ、その間にもざんざん降られて、もうダメだと手投げ。まともに持てない形なのでへろへろと墜落。裏返ってメカ水没。本日は終了となりました。

後で考えてみればあの時、両面で付けただけのモーターをぐいとひねってその場でサイドスラストを付けていれば次の段階のテストが出来ていたのに‥‥

フライングハイドロ続く‥‥

フライングハイドロ風のテスト

本流が使えませんでしたので、大き目の水たまりのような傍流でテスト走行をしてみました。
水面に出しパワーを入れてやると、おー走る走る。
プレーニングに入りステップ先端のみでの滑走はするのですが、離水するまでの加速が出来る水面の広さはありません。
最後は岸に激突しパイロンが飛んでしまい、テストは終了ということになりました。

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フライングハイドロ風

金曜日の夜に写真のうろ覚えから作り上げたフライングハイドロもどきを試したくて、雨の中出かけたお馬鹿さんは僕とおつき合いで来てくれた奥さんだけでした。

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廃品のマイクロプレーン用フロートにスチレンシートで作った板を張り付けただけの超手抜き工作です。メカはバラック積みです。

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モーターは奥さんの機体からの借り物の180タンデムパイロン。
260gほどで出来上がりました。全幅280ミリ全長は350ミリぐらいだったと思います。

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救助艇

秋田さん製作の3発プロペラ救助艇です。

改良に継ぐ改良で写真を見てもどんな形なのかが解らないという、不思議な船。ところがこれが大活躍!
私も4、5回は助けてもらってます。
救助に成功すると名誉の勲章が授与されます。

280系モーター、オリジナルギヤダウン3発艇。
基本は双発ですが、緊急出力用にさらに1機が船尾に装備されています。プロペラを止めての左右旋回は自由自在。

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何とバンド管理版でもあるんです。

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進化はさらに続きます。

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ページ管理人は「北尾」です。

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