夢の模型飛行機

こんな模型飛行機があったらいいな。そう思ったたくさんの人たちがこんなに素敵なもの作りました。

2008-08

海上自衛隊阪神基地07年「子供模型飛行機教室」

2007年7月21日海上自衛隊阪神基地のイベント「ちびっこヤング大会」にて、本年度最初の「子供模型飛行機教室」が開催されました。

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当日は前日までの予報から天候が心配されましたが、幸い雨が降ることはなく、当日は巡洋艦クラスの大型護衛艦の展示も行われ、終日多くの家族連れで賑わいました。

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「模型飛行機教室」も今回はゴム動力機150機、グライダー50機の大量の機数を準備したのですが、何とそれでも足りないというたいへんな人気となりました。

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準備した教室の教材機はユニオンモデル社の「ユニオン工作ヒコーキシリーズ・UP-01(グライダー)」と「ユニオン工作ヒコーキシリーズ・UP-02(ライトプレーン)」の2種。それをNGOでの使用と言う事で得別価格で購入する事ができました。

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機体の製作を説明書通り付属のテープで行うと、主翼の付け根の強度が不足するため、教室では強力型の両面テープを用意して、組み立てを行いました。
機体の組み立ての難易度、多少の組み立て不良があっても少しの調整で一定の性能を発揮してくれるなど、教材としては満足の行くものだったと思います。

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教室は10時のスタートとともに大盛況。

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まさかの参加者の多さに、製作の指導はおおわらわとなりました。

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今回「大和川小さな飛行機の会」からの参加協力者は8人だったのですが、一気に50人もの参加者が殺到するなどという事態を想定していませんでしたので、充分な対応ができなくなってしまいました。

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それでも皆が強力仕合ながら、一瞬の休憩もなく組み立て説明、組み立て補助を行って、子供達の飛行機を完成させて行きました。

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機体の出来上がった子供達は別の机で思い思いのカラーリングをして行きます。

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去年も少し感じていた事だったのですが、今年あらためて子供達の様子を見て確信した事があります。

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昔、我々が子供の頃には、誰かが上手に絵を書いたり色を塗ったりすると、それを真似る子供が少なくなかったような気がします。ところが今の子供達にはそんな感覚はまったく無くて、誰もが自分の思う通り、実に自由に色付けを行って行くのです。

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何だかそこに「現代」と言うもののリアリティーを感じました。

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完成した飛行機はどれも、本当に楽しくなりました。

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今回の教室で僕が是非とも力を入れたいと思っていたのは、「飛行調整」と「飛行テクニック」を学んでもらう事でした。

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しかし今回は参加者のあまりの人数の多さのため、組み立てのみに忙殺され、ほとんどそちらに時間を割く事が出来ませんでした。

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結局ご父兄の方や隊のスタッフの方が子供達への指導に臨まざるを得なくなり、果たして満足な飛行がどれぐらい出来たかと思うと胸が痛みます。

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そんな中で寸暇を見つけて指導を行ったのは、ライトプレーンの地上滑走による離陸飛行です。
子供にとって、ゴムを巻いたライトプレーンを両手で支えて、それを上手い具合に投げ出すというのは非常にハードルの高い、難しい作業です。

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それに比べると飛行時間は二三秒と短くなりますが離陸飛行は指導がカンタンです。
しかも自分の手でゴムを巻いた飛行機が自力で飛び立って行く様は子供達に特別の感銘を与えてくれるようで、飛ばないとべそをかいていた子供の顔が、飛行機が地上を離れた瞬間ぱっと輝きます。

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これこそが「模型飛行機教室」最高の華なのだと思いました。

本当に今回の教室は忙しくて、折角参加した我々の会のスタッフが、この華の瞬間にほとんど出会えずに教室を終えなければならなかったのが、本当に無念で、これが今回の反省点であると痛感しました。

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子供達の姿が少し少なくなった所で、恒例の室内RC機の展示飛行を行いました。

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湯川さんのEPPインドア機ピッツは小さめのサイズ、やや重めの重量にも関わらず、低速特性の優れた機体で、可愛らしく場内を飛び回っていました。

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練習の段階では体育館の狭さにやや戸惑った様子の湯川さんでしたが、本番の展示飛行は見事なセーフティーフライトを披露されました。

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着陸もばっちり。

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ミニュウムは超小型室内機の名に恥じない堂々の飛行性能。

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なにしろ教材機のライトプレーンより軽くて小さくて低速なので、危険性はほとんどないと言っても過言ではありません。

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室内での低速飛行の場合、エレベータースティクをフルアップにまで引いたままでの安定飛行が可能で、人間が速足で追いかければ十分に追いつける速度で飛行可能でした。
その低速を行かして地上50cm以下の超低空連続飛行(ラジコンカーを走らせている感覚)やちょっと高空に上げてダイブをしての地上1mでの宙返りなど、結構子供達にも人気でした。

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でも本当に人気があったのは、田村さんの超軽量のデュプロン製室内ファンフライ機。
大きなプロペラを扇風機のような速度で回しながら、ひらりひらりと重力が無いかのような飛行に子供達の目は釘付けになっていました。

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今回の教室も皆様のお陰で事故もなく無事終了いたしました。
関係者の皆様、ほんとうにお疲れさまでした。

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どうかまたの機会も皆様よろしくお願いいたします。

琵琶湖お楽しみ水上機大会

2007年6月2日、3日の両日に開催された「琵琶湖お楽しみ水上機大会」に行ってきました。

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ここ数年は琵琶湖の水上機大会に参加するたびに強風や高波、嵐などの悪天候に悩まされ満足な飛行が出来なかったのですが、今回は両日ともに絶好の模型飛行機日和。

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とりわけ初日は終日風も無く水面はべた凪で思う存分模型水上飛行機を楽しむことができました。

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今回は泊まりがけでの参加と言うことで初日は少しゆっくりの時間で出掛けたのですが、会場に付くなり目が釘付けになったのはスパン2メートルほどの大型スケール機「タウベ」の優雅な飛行でした。

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40クラスの4stエンジン装備の機体なのですが、実に軽やかに滑走しふわりと空中に浮かびます。

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当時100キロほどのスピードしか出なかっただろう実機の飛びはまさしくこうであっただろうと思わせてくれる、穏やかで安定感のある超低速飛行。

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布目風のフィルムでの仕上げの良さとその上品な飛行にうっとりとしました。

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偵察将校さんの姿も凛々しいです。

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さっそく僕も真似をしてアップトリムをいっぱいに取っての、大迎角超低空超低速飛行に挑戦です。

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高度1メートル以下をキープしながら秒速4〜5メートルでの旋回飛行。

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こんな事ができるのも絶好のお天気のおかげです。

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そしてちょっと上空にお邪魔してのランデブー。

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そして琵琶湖の水上機大会での飛行機以外のお楽しみと言えば栗田さんのスケールシップ。

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今回はとっても可愛いい地中海用のパーティーボートです。

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もともとスチームエンジンで走らせていたそうなのですが作業が大変という事で、ボイラーやエンジンを模型化した模型スチームボートのスケールモデルという大変楽しい模型になっていました。

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こんなタグボートも。

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栗田氏が船を走らせているのを見つけると思わず超低空でコラボ。

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いくらスピードを落としても飛行機の速度は船の2倍以上ありますが、それでも船の航路の外側を上手く回すと目の前で少しだけですが並走できて楽しいです。

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今回注目の新作機は林さんの複葉飛行艇。

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添田氏の複葉飛行艇の図面をベースにスパンを少し延長されるなど、独自の仕様にて作られた機体です。

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キャビンの細部やナセル回りも繊細な工作が施されて、生地を活かした模型飛行機的な仕上げにもかかわらず、スケール感をも満足させるハイセンスな仕上がりです。

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ところが当日は会場に来られてからアンプの不調が発覚し、飛行不能かと思われました。

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それでも何とかアンプを調整し、ほんの短時間でしたが見事な飛行ができました。

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かつて琵琶湖にもこんな光景があったのでしょうか。

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いつも持って行くだけで悪天候に阻まれ満足な飛行が出来なかった僕の「PKe」もようやく琵琶湖の空を思う存分飛び回る事ができました。

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うれしいです。
でも空撮は事情によってできませんでした。

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参加するだけでなかなか思うように飛ばせなかった奥さんも、今回だけはたっぷり飛行が楽しめました。

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いい感じです。

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マリンシュプールの荒天時の高速性能ではなく、良いお天気の日限定の抜群の低速飛行性能を堪能する事ができました。

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「お楽しみ水上飛行機大会」参加機色々。

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これは実際琵琶湖で飛んでいた水上軽飛行機のモデルだと思います。

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FRPの大型スケール機アルバトロス。

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エンヤ40ディーゼルエンジン装備のカデットセニア。
今まで聞いたことの無い4stディーゼルの音が魅力的でした。

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シーマスターの背中には手書きの猫バス。
子供と一緒に遊ぶのにこんな特技があるといいですね。

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大きなキャバリエです。

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この機体もスパンが4メートルぐらいあって大きかったのですが、シンプルな構造のためか写真になるとちっとも大きく見えないのが面白いです。

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軽飛行機の水上機仕様は琵琶湖にお似合いです。

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大戦間の水上戦闘機のスケール機。

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こんな小型機も参加していました。
ユニオンの新型ゴム動力FF機のRC改造機。

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ゴム動力ライトプレーンのRC改造機。

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翼台を見るかぎり40年ものぐらいのビンテージキットと御見受けしました。

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動翼の工作もフルフライングのラダーやヒゴの構造をうまく活かしたエレベーターのなど、とても勉強になりました。

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皆が思い思いにたっぷりと楽しめた今回の飛行会は本当に愉快な休日でした。

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田井さん、木曜シルバー会のみなさん本当にお世話になりました。

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ぜひ、また参加させて頂きます。

鳥のように

この前、神戸空港の近くにある「花鳥園」という施設に行ってきました。

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巨大な温室のような建物が広大な敷地に何棟も建てられ、その中ではたくさんの花を見て施設の中に放された鳥と触れ合うことができます。

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ここでのイベントで圧巻だったのがふくろうショー。

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鷹匠が鷹を扱うように、調教師の言葉通りに大きなふくろうが飛び回ります。

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うーんすごい。
猛禽類を自由に操るなんてテレビでしか観たことがなかったので、もう大興奮。
命のある鳥と模型飛行機は同じではないはずですが、そこにRC飛行機の醍醐味を重ねて見てしまいました。

あの生命感、躍動感。
そして完全なコントール下ではない自立の輝き。

何とか僕の模型飛行機にも取り入れたいと新たな欲望が沸き上がりました。

時間と模型

新しい模型飛行機を作るという話になると、多くの人がついつい口にしてしまうのが
「時間がなくてなかなかそれが…」
とういう言葉。

でも本当は、それが言い訳なのだということに、模型を作る人なら誰もが自分で気付いています。

林先生は僕の中学時代の美術の先生です。
85歳か86歳。
僕の知っている限り最年長の現役モデラーです。

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先生はその年齢になられたというのに今でも趣味の多い方で、絵画や散策などにたいへん忙しくしていらっしゃいます。
林先生が飛行場所に現れるのは年にほんの数回だけ。
しかし先生はその度に必ず新作の飛行機を持っていらっしゃいます。

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これはエアロウイングスのメカを利用してお作りになった、オリジナル機。
車輪も付いた本当に可愛らしい、そして新機軸の飛行機です。

「まあ飛行機もやりたいけど、ぼつぼつやねえ」

そう言いながら林先生は2〜3回飛行機を飛ばすと
良く飛んでもうまく飛ばなくても、とても満足して帰って行かれます。

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この飛行機は風がずいぶん強かったのに、うまく可愛いく飛びました。

そんな林先生が珍しく、その翌週か翌々週だったかにまた新作機を持って現れました。
カーチスのプッシャー式スポーツ機だそうです。

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「女房がね、僕が庭いじりをしてると機嫌がいいのに、飛行機を作り始めると、どういうわけか今だに機嫌の悪くなるんが具合の悪いとこやねえ」

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最初はなかなか上手く行きませんでしたが、先生はその場でどんどん修正をして、最後はとてもいい感じで飛んでくれました。

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「まあ、こっちはやっぱり、ぼつぼつやね」

自分がいつまで生きて、あとどれくらい趣味を楽しめるかなんて、神様ではないのですから誰もが全く解りません。言うなれば、その趣味が楽しければ楽しいほど、残された遊びの時間は誰にとっても残り少ないと考えられるのです。

「ぼつぼつ」

自分の納得できる飛行機をしっかり作って、飛ばして、満足する。
林先生は時間のセンスについても達人です。


その気になれば誰にでも時間はたっぷりあるはずです。
でもそれは楽しめれば楽しめるほど、残り少なく思えてならなくなつてしまう、不思議な不思議な時間なのですが……

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ページ管理人は「北尾」です。

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